17世紀前半 古瀬戸市場手肩衝茶入 小堀宗実書付 銘「千草」(茶道具 古美術 桃山 茶陶 古瀬戸 瀬戸焼 最高 茶入 肩衝 歌銘 小堀遠州 遠州流)

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17世紀前半 古瀬戸市場手肩衝茶入 小堀宗実書付 銘「千草」

商品説明 江戸時代前期、瀬戸登窯第Ⅱ期(1624-1655年)にて焼かれた古瀬戸市場手肩衝茶入です。

形は細身の壺形で肩付となっており、褐色の瀬戸釉の中に黒釉を交え景色となっています。誂えられた仕覆・挽家、さらには箱書、引き歌がしたためられ付属品が豪華です。とくに、金春金襴仕覆は、イタミがありますが、日本・明時代(17世紀頃)に編まれたもので、経五枚繻子地で、金糸は平金糸、地絡みは半越となっています。

「秋の野の千草の色にうつろへば花ぞかへりて露を染めける」と歌銘があります。

◆市場手
瀬戸茶入の窯分け名の一つ。破風窯系。名称の由来は、本歌が北国の市で見出されたことから小堀遠州が銘したといわれる。所在不明で、雲州家伝来の忘水がこれに代わっている。形態の特徴としては、いずれもやや細手で、胴の中程がふくらみ裾へ次第に窪んでいる。土は細かく上質でよくのび、釉薬は二重で景色よく、胴紐・糸切いずれも鮮明である。

◆小堀宗実(1956年~)
遠州茶道宗家13世。学習院大学法学部卒業後、臨済宗大徳寺派桂徳禅院にて修行、「宗以」の号を授かる。1983年副家元に就任。1990年大徳寺管長福富雪底師より「不傳庵」「宗実」の号を授かり、2001年十三世を継承。以来、内外を問わず伝統文化の普及と精神文化の向上に努める。

◆守覚法親王(1150~1202)
平安時代後期から鎌倉時代初期にかけての皇族・僧。父は後白河天皇。母は藤原季成の娘・成子。 真言宗 仁和寺第6世門跡。

〔挽家甲書〕
市場

〔挽家胴書〕
宗甫
印名
復之

〔時代箱甲書〕
瀬戸 肩衝

市場

〔書付箱甲書〕
瀬戸 肩衝

千草

〔書付箱裏書〕
守覚法親王
秋の野の
千草の
色に
移ろへは
花そ
かえりて
露を
染めける

宗慶(花押)

本和歌は『千載和歌集』秋上、第三〇四番歌による。


・時代箱、書付箱、桑挽家、端手緞子挽家袋、霜振手更紗仕覆、金春金襴仕覆が付属いたします。
・蓋はラクト製です。
・高さ9cm、胴径7cm(最大幅。若干の誤差はご了承下さい)
・ホツレ、ニュウ、ワレ直しがございます。

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