末備前代表工【備州長船忠光 明応八年二月日】在銘 出来抜群の名品片手打 精錬地鉄に砂流し見事な華麗乱れ刃 白鞘新調 古刀上々作 最高 良業物

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末備前代表工【備州長船忠光 明応八年二月日】在銘

出来抜群の名品片手打 精錬地鉄に砂流し見事な華麗乱れ刃

白鞘新調 古刀上々作 良業物


■コメント■
ご覧いただきありがとうございます。

【銘】
表『備州長船忠光』
裏『明應□年二月日』

長船彦兵衛忠光は室町中期の明応~永正年間にかけて作刀し、
同時代の右京亮勝光・左京進宗光・彦兵衛尉祐定と並ぶ名工です。

特に精美な地鉄の鍛えは末備前鍛冶で随一と称され、
位列に於いても末古刀上作・良業物に名を連ねています。

忠光は他の末備前鍛冶と異なり『備前国住長船』を冠する銘を切らず、
入念作であっても『備州長船忠光』と切ることが歴史的に興味深い特徴です。


本作は愛刀家様により旧蔵された初めて世に出る一振、
貴重な明応裏年紀入で地刃の出来優れる名品片手打です。

刃長2尺前後の打刀が流行した室町中期の典型的な造込みで
程よく腰反りついた流麗で上品な姿は上級武士の差料を窺わせ、
詰んだ板目肌に杢や流れごころ交えて潤う真骨頂の精良な地鉄に
処々ざんぐりと肌立ち細かな地沸がついて地景入り淡い映りが立ち、
刃文は華やかで変化に富んだ互の目丁子乱れを破綻なく焼き上げて
小足・葉よく入り随所に砂流しかかり匂口締まって明るく冴えるなど、
末備前最高峰と誉れ高い彦兵衛忠光の技量を存分に示した傑作です。

新調されたばかりの白鞘にも格別の思い入れが表れています。


末備前を代表する名工『備州長船忠光』在銘の真面目な一振、
明応年紀入で地刃の出来優れる片手打を末永くお楽しみ下さい。


ご不明な点などございましたらお気軽にご質問下さい。

■詳細■
◇◆ 寸法 ◆◇

刃長:54.4cm 元幅:2.82cm 先幅:2.06cm

元重:0.58cm 先重:0.46cm 反り:1.3cm 目釘孔:3個

刀身重量:471g

(素人採寸につき多少の誤差がある場合がございます)


◇◆
・刃切れ等の大きな欠点は見当たりません。
・多少のヒケや鍛え等はご容赦下さい。
・裏年紀は登録証上では「明應□年」となっておりますが、
現物から判読して「明應八年」で間違いないと思われます。
・古物にご理解をいただき神経質な方は入札をご遠慮下さい。
・各所、画像にてご判断いただき不明な点はご質問下さい。

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